最近、コンビニや中食、外食の売場で、
雑穀入りの商品を目にする機会が増えていると感じることはありませんか。
実は今、食品業界の現場では、
主食の考え方そのものが変わり始めています。
その背景にあるのが、コメ価格の高騰や供給環境の変化です。
いわゆる「令和の米騒動」とも呼ばれる状況の中で、
主食を単一素材で構成することが難しくなりつつあります。
白米中心から「ブレンド型主食」へ
これまで主食といえば、白米が中心でした。
しかし現在は、雑穀米やもち麦、玄米などを組み合わせた
“ブレンド型主食”への移行が進んでいます。
この変化には、いくつかの理由があります。
コスト調整(いわゆる“かさまし”)
健康志向(食物繊維や栄養バランス)
食感や満足感の向上
特に現場では、
「コスト」と「価値」の両立が求められる中で、
雑穀の活用が広がっています。
しかし、雑穀は“入れれば良い”わけではない
ここで重要なのが、
雑穀は単に加えるだけでは価値にならないという点です。
雑穀は種類ごとに、
食感(プチプチ・もちもち・しっかり)
吸水性
風味
などが大きく異なります。
そのため、配合や調理方法によって、
仕上がりの美味しさは大きく変わります。
実際の現場でも、
「配合次第で食味評価が大きく変わる」
「組み合わせによって満足感が大きく向上する」
といった声が多く聞かれます。
“使う”から“設計する”へ
こうした変化の中で、
主食における雑穀の役割も変わってきています。
これまで
👉 雑穀を「使う」
これからは
👉 雑穀を「設計する」
という考え方が求められています。
単に原料として加えるのではなく、
食感や風味、栄養バランスまで含めて、
主食全体を設計する。
その結果として、
“美味しく、かつ価値のある主食”が生まれます。
「米だけでは成立しない」現場の声
食品メーカーや小売の現場では、
「米だけでは商品設計が成立しにくい局面が出てきている」
という声も聞かれるようになっています。
これは単なるコストの問題ではなく、
主食の構造そのものが変わり始めていることを示しています。
つまり、
白米中心の主食
→
用途や目的に応じて構成される主食
へと移行しつつあるのです。
求められるのは“知識とスキル”
このような時代において重要になるのが、
雑穀に関する知識と活用スキルです。
どの雑穀を、どの割合で、どのように使うか。
それによって、
美味しさ
商品価値
消費者満足
が大きく変わります。
今後は、主食設計を担う人材の専門性が、
商品価値を左右する重要な要素になっていくと考えられます。
主食の未来と雑穀の可能性
今後、食料安全保障や持続可能な農業の観点からも、
雑穀は主食における重要な選択肢として、
さらに役割を広げていくと考えられます。
一時的な代替ではなく、
新しい主食のかたちとして定着していく可能性があります。
雑穀の知識を体系的に学ぶには
こうした背景を踏まえ、
日本雑穀協会では、雑穀に関する知識と活用スキルを体系的に学べる講座として、
「雑穀エキスパート講座」を実施しています。
主食のあり方が変わる今、
その変化に対応するための視点とスキルを身につける機会として、
ぜひご活用ください。
▼講座詳細はこちら
https://www.zakkoku.jp/ex66-recruitmentinfo

