雑穀活用促進への取り組み
日本雑穀協会では、雑穀の健全な普及と市場の発展を目指し、教育、情報発信、商品評価、産地・企業との連携など、さまざまな事業活動を通じて、雑穀の活用促進に取り組んでいます。
雑穀は、古くから日本の食文化を支えてきた穀物であると同時に、現代の食生活においても、健康、食感、彩り、地域性、環境適応力など、多様な価値を持つ食材です。雑穀の価値を一時的な流行にとどめず、日常の食生活や食品市場の中で継続的に活かしていくためには、「生産」「味」「健康」の3つの要素をバランスよく高めていくことが重要です。

1.生産
産地形成、安定した生産体制と流通体系の確立
雑穀の普及には、安定した生産と流通の仕組みが欠かせません。産地の維持・発展、栽培技術の向上、品質の安定、収穫後の調整・選別、流通体制の整備など、原料として安心して活用できる環境づくりが、雑穀市場を支える基盤となります。
そのため、私たちは、産地や関係事業者との連携を通じて、雑穀が持続的に生産・活用されるための情報共有と普及活動に取り組んでいます。
2.味
原料品質、加工技術、優れた食品・メニューへの展開
雑穀を広く普及させるためには「体に良い」だけでなく、「美味しい」「また食べたい」と感じられることが大切です。雑穀には、香ばしさ、もちもち感、ぷちぷち感、彩り、噛みごたえなど、さまざまな食味・食感の特徴があります。これらの特性を活かすことで、ごはん、パン、麺、菓子、惣菜、飲料など、多様な食品やメニューへの展開が可能になります。
そのため、私たちは、雑穀の特性を活かした商品開発やメニュー提案を促進し、雑穀が日常の食事に無理なく取り入れられるよう、活用の可能性を発信しています。
3.健康
栄養・機能性、エビデンス、食品としての安全性
雑穀は、種類によって、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ポリフェノールなどを含むものもあり、健康的な食生活を支える食材として注目されています。一方で、健康価値を伝える際には、正確な知識に基づき、過度な表現を避け、食品としての安全性や信頼性を大切にすることが重要です。
そのため、私たちは、雑穀に関する正しい知識や最新情報を学ぶ機会を提供し、栄養・健康面の理解を深めながら、消費者に信頼される情報発信を進めています。
