雑穀物語NEXT〚第7話〛 ハトムギタンパク質の謎 1, 2, 3


『雑穀物語NEXT』
この物語は、古来から日本人の生活と密接に関わってきた、食の文化財ともいえる雑穀の価値と魅力について、正しくわかりやすく広めるために生まれた、雑穀の真実に挑戦する信実のヒューマンドラマです。雑穀エキスパート資格を持つ、雑穀大好きのミレイとその友人グレオを中心に、様々なテーマで展開していきます。


グレオ
「ミレイちゃん、なに、このゆる~く飛んでる、面白い顔のイラストは?」

ミレイ
「これね、ざっこくマンっていうのよ。雑穀クリエイター梶川 愛(めぐみ)先生のオリジナルキャラクターなの。かわいいでしょ。」

グレオ
「ざっこくマンか、へ~なんか、愛嬌のある顔だね。」

ミレイ
「そうなの。ところで、梶川先生といえば、ハトムギね。」

グレオ
「ハトムギ?、あのハトムギ茶の?」

ミレイ
「そう、そのハトムギ。梶川先生は、雑穀の中でも特にハトムギが好きなんだって。ハトムギ畑の中で、実ったハトムギと戯れて楽しそうにしている写真、フェイスブックにたくさんアップされているのよ。」

グレオ
「そうなのか。よーし、今日はハトムギについてスマホで調べてみよう!」

ミレイ
「ハトムギって、お化粧品にもなっているので、お肌に関するいろんな情報が出てくるでしょ。」

グレオ
「そうだね、ピコピコ、う~ん、たくさんイイコトあるね。美肌、イボ取り、利尿作用、抗炎症作用、良質のタンパク質が多い、、」

ミレイ
「ちょっと待って! 今、タンパク質のこと、なんて言った?」

グレオ
「うん、ハトムギは良質のタンパク質を多く含むって。いろいろなハトムギ紹介ページで書かれているよ。」

ミレイ
「それはおかしいね、良質のタンパク質とは、普通、タンパク質を構成するアミノ酸がバランス良く含まれているってことなんだけど。ハトムギのタンパク質は、必須アミノ酸といって、身体の中で作ることのできないアミノ酸のうち、リジンやトリプトファンが少ないの。だから、良質とはいえないはずなのよ。」

グレオ
「そうなんだ。。」

ミレイ
「勉強している雑穀エキスパート講座のテキストでは、食品成分表って文部科学省が発表している、今年の最新データをまとめているの。その中では、必須アミノ酸のバランスを各雑穀で比較しているんだけど、そのバランス数値のアミノ酸スコアは、ハトムギは雑穀の中でも低い方なのよ。」


各雑穀のアミノ酸スコア
算出/基準窒素 1g当たりのアミノ酸成分:日本食品標準成分表2020年版(八訂)から引用

グレオ
「へ~、そうなのか。ハトムギのアミノ酸バランスは良くないのに、なんで逆の良質っていう表現が使われているんだろう?」

ミレイ
「ほんとそうね。このハトムギのタンパク質には、何か謎に包まれた真実がありそうね。」

グレオ
「謎か、、ハトムギミステリーだね。」

ミレイ
「じっくりと調べたいので、大学の図書館で書物や論文を探してみようかな。」

グレオ
「真実への挑戦だね、楽しみにしているよ。」

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