分類|ヒユ科 ヒユ属
原産地|中南米
《現在の主産地》
ペルー、インド、ネパール、日本(北海道、岩手県、長野県)
《名称について》
穀実用では、センニンコク、ヒモゲイトウ、スギモリゲイトウの3種があるが、日本では総じてアマランサスと呼ばれている。
《主な特徴》
栽培化は古く、紀元前5000年~3000年にはアンデス南部の山岳地帯で栽培され、インカ帝国に至るまで重要作物であった。しかし16世紀、スペイン人によって栽培が禁止された歴史を持つ。日本には江戸時代にヒモゲイトウが観賞用として導入され、東北地方では「アカアワ」の名で小規模に栽培されていた。ビタミンEやビタミンB₂・B₆、葉酸、パントテン酸、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛を豊富に含み、種皮が柔らかく精白せず全粒で食べられる。また、穂の色彩が美しく、雑穀産地の景観資源としても価値がある。
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『雑穀のある風景』(アマランサス)