ソバ(蕎麦)

Buckwheat


分類|タデ科 ソバ属
原産地|東アジアの温帯北部

《現在の主産地》
中国、ロシア、インド、アメリカ、オーストラリア、日本(北海道、長野県、岩手県、徳島県など)

《名称について》
粒の状態で流通する場合は、殻を剥いたものを『そばの実』、殻を剥き加熱してα化したものを『そば米』と表記される。また、地域名を冠した呼び方(例:信州そば)、そば粉の種類による呼び方(例:更科そば)、名産品としての呼び方(例:へぎそば)などがあり、長い歴史の中で多様な呼称が生まれてきた。

《主な特徴》
ソバ属は通常、普通種、韃靼(ダッタン)種、宿根(シュッコン)種の3種に区別される。日本へは中国から朝鮮半島を経て8世紀までに渡来し、772年には旱魃対策としてソバ栽培を奨励した記録が最古とされる。たんぱく質、ビタミンB群、ミネラルに加え、ソバ特有のポリフェノールであるルチンを含む栄養価の高い食品である。特にダッタンソバは、ルチン、カルシウム、マグネシウム、ビタミンB₂の含有量が雑穀の中でも高い。


🌾公式YouTubeチャンネル
『雑穀のある風景』(そばの花)


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『雑穀のある風景』(そばの実り)


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