アワ(粟)

Foxtail millet

分類|イネ科 エノコログサ属
原産地|中央~西アジア

(現在の主産地)
インド、中国、日本(岩手県、北海道、長野県、徳島県、長崎県など)

(名称について)
もち種のアワは、一般的に“もちあわ”と呼ばれている。うるち種のアワは、かつてお米の代わりに食べられたことから、“めしあわ”と呼ばれることもある。

アワの名前は、風味が淡いことに由来している。原型は雑草のエノコログサ(ねこじゃらし)と推定されている。縄文時代から栽培されていたヒエと並ぶ日本最古の穀物で、イネが伝来する前の主食だったと見られる。二千を超える品種があり、現在でも全国各地で広く栽培されているが、その多くがもち種となっている。うるち種は主にアレルギーの代替食として利用されている。表面の色素はポリフェノールであり、パントテン酸、ビタミンE、B₁、B₆、ナイアシン、カリウム、鉄、亜鉛を多く含む。


🌾公式YouTubeチャンネル
『雑穀のある風景』(あわ)


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