分類|イネ科 ヒエ属
原産地|中国起源説と日本起源説がある
(現在の主産地)
日本(東北地方)、中国、インド、ネパールなど
(名称について)
岩手県には「稗」の字を冠した地名が多く残り、日本人にとって馴染み深く、古くから生活に根付いてきた雑穀である。
アワと並んで日本最古の穀物とされ、古事記や万葉集などの古い文献にも登場する。名称は「冷え」に耐える性質に由来するといわれ、寒さに強く、高地や寒冷地でも栽培されてきた。自然界にはうるち種のみが存在するが、近年、岩手大学においてもち種が初めて育成された。寒冷地での栽培に適しており、冷害時には米に代わる救荒作物として利用されてきた。クセのない味わいだが、流通している多くはうるち種であり、冷めるとパサつきやすいため調理の工夫が求められる。
含有たんぱく質には、血中の善玉コレステロール値を高める作用があるとされ、ビタミンB₆、ナイアシン、パントテン酸、カリウム、リン、亜鉛を含む。